住む場所を探す

昔もブリスベンには住んでいた事があるし、旦那とあちこちのショッピングセンターへ行ったり、ドライブをしたりしていたので「住みたい地域」は大体決まってました。
なので、後は旦那の仕事場へ通うのに便利な所(不便でない所)という事も考えて今住んでいるサバーブに決定。

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いくらの家が買えるのか?

まず漠然と$160,000(中古の家の平均値段と思っていた)という値段を考えていました。でも実際にその金額が借りられるのか、返済出来るのか等詳しい事は分からないでいると、お義兄さんがある銀行のWeb Siteに載ってるローンの計算機を教えてくれた。
コチラ→ 
Suncorp Metway
それで計算してみると、問題なくローンが借りられる事が分かったんですが、それでも不安だった私達は、ローンを借りるつもりの会社(銀行・クレジットユニオンなど)に電話をし、用意してるデポジット(頭金)の金額と、買いたい家の値段を伝えて、1週間の支払いはいくらになるかを計算してもらいました。結局考えていたより多く借りられる事が分かり、買える家の範囲が広がった。
そして重要だったのは、ホームローンの返済金額が、当時住んでた賃貸フラットの家賃と同じ位の金額であること。これならば、家を買った後でも 同じような生活が保てるからです。それから、お義兄さんがもう一つ教えてくれたのは「利子はアップダウンするので、例えば現在の利子が2%アップしてもまだ支払う余裕がある金額を、毎月の返済額に設定するのが良い」という事でした。その点もローン会社に計算してもらってクリア。ギリギリいっぱいの金額を毎月支払うのではなく、ローン返済期間を長めに設定して、1ヶ月の支払いを安く、余裕があれば毎月Extraを支払って支払い期間を短くするという方向で決定。その点でローン会社からペナルティーが無い事も確認。たまに早く支払いを済まると、ペナルティーをとられる事があるようです。いや、正確にはペナルティがあったと思いますが、LOTTOが当たらない限り、そんな短期間でローンは返し終わらないので、ペナルティを払う条件に当てはまらないのだったと思います。
《マメ情報》
ローンをする時に家の値段の20%以上のデポジット(頭金)を払うと“モーゲージインシュランス”といってローンにかける保険料が無料になります。

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家探しスタート

まずはインターネットで不動産屋のWeb Siteに行って地域・金額などを入力して売りだし中の家を探すところから始めました。それから不動産屋にも行って自分達の条件を伝え新しくその条件に合う家が売りに出されたら連絡をもらえるようにもしました。後は住みたい地域を一日中車で回り、売り出し中の家を見つけては車の中から不動産屋に電話して値段を聞いたり、中を見せてもらう予約をしたりしました。実際に探し始めて気がついたのは、全体的に家の値段が上がってるってこと。2、3年前からハウスバブルが始まっていたのでした。当初考えてた$160,000台の家ってほとんど見つからなかったし、買っても引っ越す前に手入れをしないといけなくて、かえって高くなってしまうんじゃないかって感じだった。
もちろん住む場所や住みたい家によって異なります。
<私達の探した家>
●レンガ造りの一軒家(後々のメンテが楽)
●3べッッドルーム以上
●キッチン&お湯のシステムにガスを使ってる事
●夜静かなところ(パーティーとかしてうるさい家ってあるんですよ)
●Cityに出来るだけ近い(2、3ゾーン内)
●引越し前に手入れ(ペンキ塗り・キッチンやバスルームを新しくする等)の必要がない
●日当たり・風通しが良い&庭に大きな洗濯物干しがある
●Owner occupied(賃貸物件を探していたので、オーナー自身が住んでいる家→大抵手入れがされている)
●私達が売る時に売れる家かどうか(バスタブの有無だけで差が出る事もあるらしい)
<利用した不動産屋のWeb Site>
RE-MAX
Ray White
Raine and Horne
First National
realestate.com.au
REALNET

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実際の家を見に行く

不動産屋からのメールでオープンハウスの予定が送られてきたので条件は抜きにして行ってみました。それから自分達で探した中から是非家の中も見たいと予約した家にも行きました。中に入ったら自分達の条件をチェックするのは当たり前だけど、いつも昼ばかりなので夜も行ってみて街灯・車や近所の騒音なんかもチェックしたりした。とにかく1日に何件も予約を入れて出来るだけ多く見ようとしました。とにかく$200,000以下の家ってすぐ売れてしまう感じだったので焦ってはいけないけど、素早く!って感じでしたね。(笑) 中も見た後で気に入った所は、近所の人に周辺の事や住み心地なんかも聞いたりしました。中々近所の人を見つけるのも大変だけど、数回その家に行ってみると、車を洗ってる人とか子供と遊んでる人・庭の手入れをしてる人とかに会えました。
私たち夫婦は、家の売り買いを繰り返すつもりはなく、一旦買ったら、とりあえず長くそこに住むっていうつもりだったので、「これ!」と思った家は入念にチェックでした。

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この家に決めた!

実際に自分達の条件に合う家を見つけたら、不動産屋さんに「この家に決めました」と連絡します。私達が買った家は、中を見せてもらってすぐ気に入ったので、不動産屋さんに「この家かなり気に入りました。でも一応義兄(大工)に見てもらいたいし、バスや電車などの運行状況等も確認して、今日中に連絡します」と伝えました。義兄に電話をしたらすぐ見に行ってくれて「あの家はいいよ!」って太鼓判を押してくれたので、すぐ不動産屋に連絡して“アンダーコントラクト(契約中)”にしてもらいました。アンダーコントラクトになると他の誰も手を付ける事が出来ません。
私達はすぐオーナーと値段交渉しました。もちろん不動産屋が間に入ってやり取りするんですが。例えば分かりやすくの説明ですが、オーナーが$180,000で家を売りたいとすると、$190,000に売値を設定します。だから交渉しないと損!あーだこーだ言って“じゃ、$180,000にします”って感じで売り手も買い手もHAPPY。だから私達も無理は承知でわざと$9,000安い値段から交渉を始めて、中間値で決着。

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契約書にサイン

契約書のサインの時に手付金が必要です。私達は家の代金の5%くらいを請求されました。もちろんこれは頭金の一部としての支払いで、家を買う時に余計にかかるものではありません。
契約書は色々サインする物がありますが、不動産屋が分かりやすく説明してくれます。全部OKでサインをしたところから“クーリングオフピリオド”というのが始まります。大体5営業日(7日間)ですね。この間に建物・害虫の調査も専門家などにお願いしてチェックを終わらせます。不動産屋でも紹介してくれるらしいけど、そういうのは断った方が良いと聞いた事があります。
手付金ですが、サイン初日にとりあえず一部($100とか)を支払って残りはこの7日間内に払ってくれれば良いっていう不動産屋もあるようです。このクーリングオフピリオドっていうのは“(消費者保護の)契約撤回期間”ですね。建物(家)自体と害虫の有無を調査したり、気が変わらないかとかそういう時期のようです。建物や害虫調査で良くない結果が出たり、他に良い物件を見つけたのでキャンセルしたいなどはOKです。家も一度契約したけど、屋根が修理が 必要と判断されてそれはお金がかかりすぎるのでって理由でキャンセルした事あります。
<契約時に必ず、キャンセルする時には支払った手付金を全額返してくれるのか確認した方が◎。それからクーリングオフ後のキャンセル(ファイナンスインスペクションの失敗などによる)についても確認した方が◎>
建物調査は義兄が無料でやってくれたので相場が分かりませんが、害虫調査は$150前後だと。家は$135でやってもらいました(が、$150に値上がりしたところだった)。


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ソリシターとファイナンス調査を依頼

家を買う際にはこのソリシター(弁護士)と言うのは欠かせません。全ての作業がが法に則って行われているかなどのチェックから家を買う際に政府に払う税金の手続きから全部を請け負ってくれます。私達は電話帳で調べて近所でお願いしました。全部で$2700、$2800くらい払う事になるらしいけど、その内の$500が彼らの取り分だとか…。
ローン会社にもきちんとしたローン申請フォームを送ります。するとファイナンスインスペクション(平たく言えば私達がお金を貸しても大丈夫な人か)と、バリューインスペクション(購入予定の家は妥当な値段がつけられているか)が行われます。契約書には契約した日から2週間以内に終わらせるとあります。
ここまで来ると私達のすることは何もないので、ただ朗報を待つのみ♪


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クーリングオフピリオド終了

何の問題もなければ、そのまま何もしなくても“アンダーコントラクト”の契約は続行されます。


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ソリシターから書類が届く

コントラクトに関する内容の書類が届きます。ペストコントロールやビルディングインスペクションの結果を送るように言われるのでそれも送ります。ペーパーワークの日々が始まります。ソリシターは“Search”と呼ばれる作業をするらしいです。Searchというのはブリスベン市議会に連絡を取って家を買う地域が洪水にならないか、電車が新しく通るので立ち退き予定になってないかなどの調査もしてくれるらしいです。それからソリシター代として$500払いました。


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ローン会社からOKが出る

ローン会社からファイナンスインスペクション・ヴァリューインスペクションが全て完了して、OKが出たと連絡がくる。


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ローン会社から書類が届く1

その後ローン会社から毎月(または毎週・毎2週間)の支払い額や全部の利息額、支払い期間、Govermentに払うStamp Dutyなどの金額やその他色々ローン・返済に関しての条件も書かれていて、それを承諾するサインをする欄があり、そこはソリシターの前でサインすることになってるので、ソリシターに予約を取りサイン。この書類は何部か同じ物が届き、1部(サインしたもの)はソリシターへ。クライアント用は自分の手元にとっておく。


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ローン会社から書類が届く2

最後にローン会社からもたくさんの書類が送られてきます。もうこれは説明が難しいです。私自身もよく分かっていません。ごめんなさい。


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ソリシターから書類が届く

全ての作業が終わった頃、ソリシターから残りの頭金の支払い+Searchなどにかかった費用などの請求書が送られてきます。
私達はまたソリシターに予約を取り、その支払いに行きました。
私達はFirst Home Ownerと言って初めて家を買う人たちなので、政府から$7000の援助金が下ります。人から聞いた話によると、数ヶ月後
手元に$7000届くとの事でしたが、私達の場合は書類を見ると頭金から引かれていました。頭金に使うつもりではなかったんですが、どっちにしても同じ事なので別に良いんですけど。それから政府に払うStamp Dutyも通常の半額以下の値段になっていました。とにかくFirst Home Ownerって事で色々支払いが少ないのは助かります。
他の支払いではRatesと言って市民税+水道などが含まれた支払いが3ヶ月1回あるらしく、それを20日(入居許可日)から対象日末日まで(私達の場合はみんなが支払いの時期だったので月末までかな?)日割りで払うのがありました。

これがあった頃からはもう自分の家になるので、実際に住んではいないんですが、火災保険や家財道具にかける保険などの手続きを しました。


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ソリシターから連絡がくる

Settlement Dayと言って法的に居住する権利を得る日に新しい家の鍵をもらえるんですが、その受け渡し日時はソリシターから連絡がきます。Settlement Dayは不動産屋との話から分かっていましたが、鍵の受け渡しの時間は分かりませんでした。Settlement Dayより少し前に
ソリシターが電話をしてきて“Settlementは20日の午後3時”と言われました。当日は3時のソリシターから“鍵の受け渡しOK”の電話を待ち、その後不動産屋に鍵を取りに行き、早速引越しの始まり!長かったし、全然分からない事も多かったけど、これで家を手に入れるまでの大体の流れは終わりです。


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りちのNEW HOUSEは

●新興住宅地、4ゾーンでちょっぴり田舎(Cityまで車で30分くらい)
●平屋のレンガの1戸建て
●3ベッドルーム+勉強部屋+2Wayバスルーム(主寝室からも廊下からもアクセス出来るタイプ。シャワーとは別の深い浴槽付き)+リビング(大きな出窓)+キッチン(ガスコンロ)+ダイニング+ガレージ(ロックが出来て、家の中からガレージに行けます)+庭+傘の形のようなりちお気に入りの洗濯物干し(高さが変えられて便利)
●すごい閑静なところ
●バスと駅はちょっと離れてるけど割と便利
●シーリングファンがついている
●築3年
●ご近所とのコミュニケーションも多少あり
●風とおりも良い
●良く日が当たる(高い建物がない)

<手を加える所>
●屋根裏?に“バッツ”(断熱するもの)を付ける。→義兄が安く手に入れ、取り付けもしてくれる。
●屋根にアンテナが無いので、それをつける。

*購入当時の状況です。


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